第六話「命の洗濯胸っていいよな!」

プシュッ!
ゴクゴクゴク


「ぷはー、やっぱビールは最高じゃのう…」


ここはエトリアに程近い温泉街、キヌガワ。
ヒーガンとジニーは休養しにこの街にやってきた。
別に二人は出来てるわけとかじゃないよ。
「あーもう冒険とかしないでずっとここで暮らしたいな…」
「どうぞご勝手に。薬代でロクに貯金もない貧乏ギルドのリーダーが、
何日暮らせるかは分かんないけどねー」
「それにみんなLv1からやり直すつもりらしいから、収入も減るしのう…」


スタシアは名前が気に入らない!と言い出しギルドに再登録を申し出で、
カオルはメディックの試験を受けるためにエトリアに残っていた。
コロンちゃんは普通にお留守番。


アルケミスト、序盤はすごい強かったけど、
バード居れば後半目立たないからねぇ、
カオルちゃん、ちょうどメディックに興味があって助かったね」
「スタシアが名前が気に入らないから引退、ってのも贅沢な話だけどね…
『スタシアなんて滅多に使われる名前じゃないから、ステイシアにする!』って、
一文字増えるだけじゃないの」
「まー、それがこだわりってもんさ。
迷宮はゆっくり攻略するつもりだし、ここら辺で休むのもいいさ。
あ、もう酒ないじゃん、ジニー買ってこいよ」
「お駄賃くれたらね…」


という訳で生まれ変わったギルド「ムーンダスト」。
ヒーガンはサジタリウスの矢に全振りし、より攻撃的に。
ジニーは守護の舞曲切捨てでより属性特化に。
カオルちゃんは念願のメディックになり、
ついでだから女装を始めた。萌える。

コロンちゃんは据え置き。
ステイシアはアナコンダ切り捨てて
ブーストアップ、Atcアップを多めに振り、
縛りの成功率アップ、攻撃力アップを目指す。
ついでに名前がロシアっぽいから、
ドリルダクハン娘から金髪ダクハン娘(ロシアっ子ぽい)
に衣装替えしてセクシーさアップ。


忘れるところでしたが、
いおりちゃんというブシ娘も加入しました。クエストクリア用に。
ブシドーはビジュアルが魅力的なだけに、扱いづらいのが悲しい…
ソードマンは強いけど見た目が好きじゃないのであんまり育てる気にならない…
まことこの世はままならぬものよ、と思うヒーガンであった。