スパロボ系でのバーニィの扱いはあんまりですよ

ビデオで1st、Z、逆シャアと見て、
OVAにも手を出してみようと思い、中でも評価の高い
通称「ポケ戦」を見てみました。


これは「ロボットアニメ」じゃなくて「戦争映画」だね。
一年戦争」っていう架空の戦争を舞台にした戦争映画。
戦争の無意味さ、悲惨さ、不条理さをちゃんと描いてる。
自分も好きで戦争映画をちょろちょろ何本か見たことはあるんだけど、
やっぱりこのジャンルでいい映画って、
あからさまな反戦だとか、兵器カッチョイーってだけに走るより、
「戦場はこういうものなんですよ」と映すだけで、
判断は視聴者に任せるもの、だと思う。
その点このアニメはちょっとウェット過ぎるきらいはあるけど、
「戦場はこういうものなんですよ」をちゃんと描いてて良かった。
サイクロプス隊なんて他の戦争映画に出てきても違和感なさそうだなぁ。
戦争のはらわた」とか「フルメタルジャケット」とかに。


戦闘描写も、ビーム兵器よりもガトリングやヒートホークが細かく描写してあってかっこよかった。
まぁモビルスーツにショットガン持たせる意義はよく分からんですけど、
かっこよかったのでいいです。


初めて富野監督の手を離れたガンダム作品であり、
その後設定がガチガチに固められる前に出された作品でもあり、
MS戦がかっこよければいい、という時代よりも前に作られた、
シリーズからすれば異端かも知れないけれど、
個人的には1stと同じ位好きで、色々考えさせてくれる良作だと思います。
後のOVAも新しいMSをバンバン出したり、
派手な新展開ばっかりやるよりも、
こういう一年戦争の雑兵を描いて欲しかったなぁ、と思う所存。


以下余談。
ポンプアップ式のショットガンってホントにかっこいいな。
今期待してるゲームのPSUでも、
ショットガンはただの3wayショットだって話だし、ちと残念。


この後もロボットアニメを数本見ようと思うのだけど、
取り合えず08小隊は確定。
同時にもう一本スーパー系のロボットアニメを見ようと思ってたんだけど、
イデオンに食指が物凄い動き中。
あんまり富野監督関連に走るのもどうだろうと思うが、
08小隊、0083はそんなに長くないだろうし、
その2本を見つつイデオン
そしてビデオ借りる枠に余裕が出来たらコンバトラーV、という流れを想定しています。