［movie］

嫌なことばっかりの田舎を抜け出して、おら都会さ来ただー、
でも詐欺に会ったりカマ掘られそうになって都会でもいいことないさー。
スペランカー並に弱いジョン・ボイドで泣け！

「漢」の美学とは！
「滅び」の美学！
悪名高い強盗団「ワイルドバンチ」の
最後の仕事は、アメリカ軍の武器強盗だった。
なんだかんだあって大乱闘！
ライフルが吠える！
ウェスタン最強の武器、ガントリングが火を吹く！
殺れ！殺れ！殺っちまえ！
最後の有名なシーンだけでなく、全編漢汁が駄々漏れの大傑作。
正直、これで泣けない奴とは友達になれないと思ってる。

高度に管理化されたレトロフューチャーでありシュールな未来、
人々が翼を持つ夢を見ることさえ許されない社会。
デフォルメされているが、これはそのまま現代社会の戯画化だ！
そして随所に流れる「ブラジル」のメロディ。
「さぁ行こう、ブラジルへ、あの暖かいブラジルへ」
みんなも見て絶望しよう！

  • [book]

「ネコの王」　作：小野敏洋
おたくっぽい絵柄だけど、3巻まで我慢して読んで欲しい。
作者の生物全体への大きな愛と、
人間といういびつな生物が存在する事への疑問、
だけど生きていかなくちゃいけないんだ、という
前向きな意思。
この漫画を読んでから、生きるのが楽しくなりました。ありがとう。

  • 「故郷から一〇〇〇〇光年」　作：ジェームズ・ティプトリー・ジュニア

ティプトリーの作品はどれも好きだが、これは別格の存在。
中でも「ビームしておくれ、故郷へ」が素晴らしい。
自分の居場所はここじゃないと思ってる人、
小説や漫画、映画などに没頭してる人、
空想好きな人、
みんなも呟いてみよう、「ビームしておくれ、故郷へ」と。

  • 疲れたのでここまで