Caravan 「In The Land Of Grey And Pink」

バイト先の上司からヘンリーカウを借りて興味を持ったので、
カンタベリー系を何枚か買ってみた。
キャラバンは、ワイルドフラワーズから分裂した、
カンタベリーロックの代表的バンドの一つ。
このアルバムは'71発表の3rd。
僕はソフツとヘンリーカウしか聴いた事がなかったので、
カンタベリーロックと言うと、
ソフツの2nd〜3rd辺りの影響を受けて発展したもんだと思ってた。
しかし、ソフツが初期フロイドに近い、
ぐにゃぐにゃどろどろのサイケに進んだのとは違い、
ビートルズなんかに割と近い、割と足が地に着いている感じの、
ポップなサイケに仕上がっている。
しかしその地面は微妙に柔らかくていい塩梅である。
感想を一言で言うなら、
これを永遠にリピートして、一週間後死体となって発見されたい、
そんなアルファ波出まくりの名盤である。
ピンクを基調にした絵本みたいなジャケットが魅力的だけど、
そのイメージに寸分違わない音が入ってます。
極楽度:★★★★
誘眠度:★★★
死ぬ時はこれを聴いていたい度:★★★★★